OPM活動とは?
- Ohchi
- Producutive
- Maintenance
全員がやれることを決め、
決めたことを守る
という教育です
大智鍛造所では、今年の重点方針としてOPM活動を掲げています。OPMとはなん
ぞや?役に立つもの?と思われる方もいると思います。
では、PMはどうでしょう?
PM活動とは保全活動のことで、いつでも最大能力で設備が稼動できるように、最小のコストで設備メンテナンスすることです。
これに、大智鍛造所の頭文字のOをくっつけたのが、OPM活動。
つまり、大智鍛造所は「設備の保全活動」に力を入れているのです。
PM(保全)活動とは具体的に何をするのか
- STEP01
「初期清掃」
- STEP02
「発生源/困難箇所対策」
- STEP03
「清掃/給油の基準」
- STEP04
「総点検」
いつもキレイな設備を保つことができれば、機械の異常を発見し易くなり、明確な清掃や給油基準を機械毎に設けることで、設備に強い人材が育つ。それにより、生産性向上を最小限のコストで実現可能にする、という理論です。
「掃除しろ!」、とは誰からも強制されません
でも、毎日かかさず、丁寧に掃除しています
しかし、大智鍛造所ではPM活動の4つのステップに限定せず、3S(整理・整頓・清掃)や「安全」も含む、社内の取り組み全てをOPM活動としています。やり難い業務があれば、改善提案書を提出するのもOPM活動の一環。なぜなら、大智鍛造所がOPM活動に取り組む目的は、単に設備保全だけではないからです。我々がOPM活動を通じて目指しているのは、「安全第一で行くために、全員がやれることを決め、決めたことを守る」という教育です。それがPMなら会社づくり、3Sなら現場がキレイになって、安全なら無災害、という結果を導くだけであって、全てにおいて、「決めたことを守る」ということが基本であり、方法です。一見、意味の無いような活動に思えるかもしれませんが、これこそが無駄を省き、高い技術力だけでは実現できない部分の生産性を向上させ、競争力のある会社へと導く方法なのです。「掃除をする」というのは決して難しいことではありません。しかし、決めたことをやり通すということは、非常に難しい。これを自分の意思でやり通せるような人間に育てるのが社長の想いでもあるのです。
一人一人が仕事を通じて人間的成長ができれば、これほど強いことはありません。そういう人間が育ってきているからこそ、大智鍛造所は競争力を保っていけるのだと思います。最新性能の設備を入れても、完璧な規律を作っても実現できない、モチベーションの高さが実現させる強さ。そういうものがOPM活動だ、ということを徹底していくために、自分がまずやる、というのを心がけています。清掃ならまずは自分が徹底的に機械を磨き上げ、維持を他の人に任せる、といった風に、見本を見せることで周りの人にも同等の意識を持ってもらうように努めています。そして、最終的に目指すのは現場力のある強い会社。社長の言葉でいうと、「オーケストラのような組織」にしていきたい、と思っています。一人一人が自分のやるべきことを自分で考えられるプロ集団。恵まれた環境だからこそ、世の中のニーズにあった組織作りをPMの立場から進めていきたいと思っています。時代に取り残される事が無いようにしながら、鍛造の歴史の良さを残せる日本一の会社にしていきたいと思っています。